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大津市坂本5丁目の日吉大社は28日、同4丁目にある末社の東照宮社殿を囲む国重要文化財の透塀(すきべい)が何者かによって壊されていたことを明らかにした。通報を受けた大津署は、さい銭を狙った窃盗未遂事件として捜査している。 日吉大社によると、見回りの職員が27日午前8時半、唐門脇の木製の透塀が縦70センチ、横50センチにわたって壊されているのを発見。境内のさい銭箱の周囲に1円玉が散乱していたが、前日夕に1円玉27枚を残して大半は回収しており、被害はなかった。透塀は修復可能という。 東照宮は徳川家康に仕えた僧天海が1634(寛永11)年に建立。社殿、唐門、透塀がいずれも重文に指定されている。日吉大社権禰宜の矢頭英征(やず・ひでゆき)さん(31)は「さい銭泥棒の被害は何度かあったが、文化財を壊されたのは初めて。神への敬服の念がない行為に強い憤りを覚える」と話した。